ある日 田川郡福智町にある岩屋神社に参拝に行きました。ユーモラスな大黒様などのイラストが有名でニュースなどでご存知の方も多いと思います。そこでとっても素敵な神様に出会ったのです。
(いたるところユーモラスなイラストが迎えてくれます)
主な御祭神は 大国主命(おおくにぬしのみこと)と少名毘古那神(すくなびこなのかみ)の二柱です。神代、ふたりの神様は協力し合って 「国づくり」を進めました。その様子が記紀にはとてもユーモラスに描かれていますが ほんとうにこのふたりは仲がいい関係だったようです。全国を二人で回られた途中 田川にも寄られたことがあり ここ岩屋神社に祀られています。

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本殿で参拝すると 体格の良い大国主命の肩のうえに 身長10cmに満たない小さく、とても可愛らしい神様が座っているのが霊視されます。少名毘古那神(すくなびこなのかみ)です。根源神の神産巣日神(かみむすびのかみ)の子とされ その命を受け 大国主命の国づくりに協力するために常世の国(とこよのくに)からガガイモの実でできた小さな船に乗って出雲国にやってきます。身体は小さいのですが性格はまさに陽気で天真爛漫 全く、くったくのない性格で早口(笑)に語りかけてくださいます。医学・薬学・占術にまさに宇宙的規模の知識を携え その力を国づくりに遺憾なく発揮されます。特に、医学・薬学の分野はその他の神々を寄せ付けない高い力をお持ちです。「薬師如来様」と同じ魂と教えていただきその訳を納得しました。それにとても温泉がお好きなようで一時体調を崩されたとき大国主命から道後温泉に湯治につれていってもらい快癒すると 温泉口の小岩で陽気に踊りを踊られたとの逸話がつたわっています。粘土を背負った少名毘古那神と排便を我慢した大国主命がウォーキングで我慢を競うなど国づくりにもユーモラスな逸話を多く残されふたりで楽しく全国を回られています。
ところが、国づくりが一定進んだある日 少名毘古那神は突然、常世国に帰られたのでした。大国主命の嘆きは相当のものだったようです。
なぜ別れの挨拶もせず突然いなくなられたのですか?とお聞きしました。そうすると、あの時は、もともと天の計画で帰国する時期に来ていたとのことです。別れの挨拶をするとどうせ全力で(笑)引き留められるのは解っていたし、魂の結びつきの強い大国主命とは 転生のたびにまた再会できるとは解ってたとのこと・・。 だからこれからも更なる活躍を期待して、あえて大好きだった大国主命にはさよならを言わず、常世国にもどられたとのことでした。とても素敵な話しですね・・・。
今 私たちは とても平和な日本の国に暮らしています。でも遠いむかし、いろんな神様方がその役目のために全力で尽くしてくださっていたということ・・・実は単なる夢物語りではなく全国の神社や遺跡などに厳然とその痕跡が伝わっているということに是非思いをいたしてください。 実際 お二人の苦労して全国を回られている姿がイメージで見えてきます。
大国主命と少名毘古那神に深く感謝して神社を後にしました。
ふいに「また 参拝においで!」少名毘古那神の陽気な声に参道を振り返ってしまいました(笑)。

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