以前 福岡県宮若市の天照神社に参拝に行ったことをお話ししました。その後、幾度か訪れましたが 最初の参拝のとき不思議な事が起こったことを今日はお話しします。
本殿を後に 駐車していた車に乗車しようとしたとき上半身が左方向にひっぱられるのです。肉体というより霊体を強くひっぱられる感じが続きました。仕方なく引かれる方向に足を向けると 天照神社に並立して かつてあった貝島大之浦(かいしまおおのうら)炭砿の山神社を合祀した大之浦神社が立っていました。
かつて筑豊地方には炭鉱が数多くあり隆盛を極めていました。その労働者が祀っていたのが「山神社」です。御祭神は多くは 大山祇神(おおやまづみのかみ)(コノハナサクヤヒメの父親神です)ですがここに参拝したとき 居られたのは大山咋神(おおやまくいのかみ)(ニギハヤヒノミコトの御子神です)でした。どちらも山神として祀られる事が多く この二柱は同じ魂(大山咋神は大山祇神の転生です)の神様です。
小さな社に参拝したあと ふと目を下に移すと 不思議な形をした小さなかわいらしい石の像が二つ並んでいます。意識を向けると・・なんと 大山咋神の眷属としてよく日吉神社(基本的に御祭神は大山咋神)などで見かけるお猿さんの夫婦でした。更に意識を向けると 「炭鉱事故でなくなられた多くの方々の霊が未成仏のまま彷徨(さまよ)い 現世で救い切れなかったことが山神(大山咋神)の大きな気がかりとなったままでなんとかしてほしい」と 私に訴えてきます。私のご先祖様にも炭鉱に縁のあった方がおられ、これも何かの御縁なのかもしれない・・と思いました。

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山神社を再度霊視すると 宮若にある炭鉱事故の慰霊碑がみえます。驚くことに そこには 未だに成仏しきってなく彷徨い続ける方が数多く見えました。
後日 慰霊に何度か足を運び 花を手向けながら 光を降ろす神事を行いました。幸い 殆どの方が 神様の光に浴することで成仏されたようです。
最近 また天照神社と 山神社を訪れました。特に山神社の以前の眷属さんたちの落ち着かないざわつきは収まり 穏やかな空気がみなぎっています。なんとなく御祭神の大山咋神(やや勇ましい顏の神様ですが・・)も笑顔になられていました。(笑)
筑豊に限らず明治、大正、昭和初期にかけ 日本はそのエネルギー源を石炭に求め多くの炭鉱で賑わったようです。そして同時に数多くの方が事故で犠牲になっておられます。今の日本の礎として命を捧げられた方々です。
ところが、未だに多くの未成仏の霊が供養を求めていること、そしてその方々の魂の支えとして見守り続けていた山神(大山祇、大山咋神)が未だに その心を痛めておられることに気づかされ驚きました。
日本の発展のために命を捧げられた方々の冥福をお祈りいたします。
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