香春恋歌(1)

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かつて京の都と太宰府を結ぶ「田河道」という古代の官道が走っていた田川郡香春町は道行く人々と共に多くの優れた万葉歌を排出した静かな町です。その一角にある「鏡山」という場所にひっそりたたずむ古墳と点在する万葉歌碑が訪れた人の目を引きます。そこには、古代に紡がれた激しくも切ない恋の物語りが潜んでいました。

その古墳の主がこの恋物語りの主人公のひとりの河内王(かわちのおおきみ)です。飛鳥時代の皇族で百済王(くだらのおおきみ)の血を引く皇族です。西暦689年 38歳のとき筑紫太宰筑紫大宰帥(だざいのそち:太宰府長官)に任命され、都から太宰府に赴くときに「田河道」を通る途中 香春の地に立ち寄ります。その香春の村長(むらおさ)の自宅で盛大にもてなしを受けるのですが そのとき出会ったのが もう一人の主人公 手持女王(たもちのひめみこ)。香春に三つの万葉歌碑を残したまさに その人でした。

 

 

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