香春恋歌(2)

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手持女王(たもちのひめみこ)は 幼名は「しず」といい、その時、18歳。村長の娘で二人姉妹の長女として、短歌や歴史をよく学ぶ利発で非常に美しく好奇心旺盛な女性でした。

当時の鏡山には「駅家」と呼ばれていた 当時の宿泊施設がちょうど現在の鏡山神社境内のあたりにあり 河内王一行はそこに約一月、滞在することになります。

そして最初の出会いで二人の運命は決まりました。初対面で見つめ合う二人は あたかも前世から強く結ばれていた魂を悟るが如く、いっしゅんで激しい恋心を抱くことになります。それから時あるごとに二人は香春の地で逢瀬を重ねました。その時の河内王は「ふたつの恋心」を抱いていたようです。一つは手持女王に対して、そしてもう一つは雄大な香春岳(昭和初期以前はテーマ写真のように雄大な香春岳の姿がみれました)と静かな田園に抱かれた香春の風景に・・。その香春の地での滞在の1ヶ月が瞬く間に過ぎ去る時には すでに夫婦の契りを結ぶことになります。太宰府長官として赴任する皇族といっかいの村長の娘が夫婦の契りを結ぶのですからまことに異例の経過です。そのときの二人の心が如何に強く結ばれていたかが偲ばれます。

いや・・その後の切ない二人の運命がふたりを急がせたのかもしれません・・・。

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