さて香椎宮に入るとすぐ左手に沢山の鯉が参拝者を迎えくれる池があります。その中央に赤い小さな社が佇んでいます。「弁財天社」です。御祭神は宗像三女神の一柱「市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)」と記されています。弁財天とはもともと、大変美しいインドの河の女神「サラスヴァティ」が仏教に取り入れたときの当て字ですが、のち 古代インドのサイシヨウ国の第三王女あしびきの宮ととして転生し 国王である夫の裏切りにあい、インドから日本の厳島に移り住んだ神様です。その後 転生し 天照大御神の娘として宗像三女神の一柱として活躍することになります。
伝承によると あしびきの宮としての転生では あまりの美しさが周りの嫉妬を生み、身に覚えの無いことで迫害されたり、一人息子を殺害されたり、大変人間関係で苦労されています。日本に来て、晩年は厳島の景色に癒されるなか、神仏への帰依と祈りによって 心の安らぎをとりもどし 静かな余生を送られたようです。そのため弁財天は悩み苦しむ人々に優しく寄り添っていただける慈悲心の深い女神様といえます。弁財天社の祠のなかに可愛らしい少女の弁財天像が安置されています。15歳前後のときのあしびきの宮様の御姿でしょうか?

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弁財天という文字のため 弁舌への向上 蓄財への願いを携え訪れる方が多いのですが 本来は仏法を伝える役割の人々を護る神様。自分の能力向上に努力する方はもちろん 精神的にいろいろな課題を抱えて悩み苦しむ方々を とても強い慈愛の光で包み癒していただけます。参拝のおりは是非「おん、そらそばてぃ えい そわか」という弁財天のマントラを7回唱えられたら弁財天様に繋がりやすいとおもいます。慈愛の光につながれたときは なんとなく甘い花の香りとともに とても穏やかな空気に包まれるのに気づかれると思います。

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さて弁財天社の池のほとりに 一見して龍神と見えてしまう枝に気づくと思います。もう10年近くそのままの姿で 弁財天の化身としての龍神様の姿を解りやすい形で現されています。心を向けるとかすかに微笑んだり、目のあたりが光輝いたりするのに出会うこともあります。
日常生活で人間関係に疲れたとき 仕事に悩み尽きないとき 池のほとりで龍神様にぐちでも 悩みでもお伝えしてみてください。いつの間にか 心の重しが軽くなっているのに気づかれると思いますよ。
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