2025-01

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香春恋歌(5)

その後の手持女王の様子は記録にはありません。しかし霊視すると和歌の才と歴史を学んだ知識を生かし 長い間 いわゆる寺子屋風の場所を村人に提供し 特に幼い子ども達の学びと 霊感を生かして村人達の相談相手としてと ながらく人々に愛され続けたようで...
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香春恋歌(4)

いよいよの時を迎えると河内王は彼女に対して「私の亡骸は、しず殿(手持女王をそう呼んでいたようです)の実家のすぐ近く、いつもふたりで香春の山を愛でていたあの鏡山のふもとに埋めてほしい」と言われました。皇族の墳墓が故郷の地以外に作られることは極...
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香春恋歌(3)

太宰府庁での河内王の生活は多忙を極めたようです。新婚の二人とて ゆっくり話すゆとりも無く、手持女王も夫に話しかける機会も少ない毎日。唯一のふたりの安らぎは夜、共にする床で時間を忘れ語り合うことでした。瞬く間に 新婚の三年間が過ぎる頃 河内王...
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香春恋歌(2)

手持女王(たもちのひめみこ)は 幼名は「しず」といい、その時、18歳。村長の娘で二人姉妹の長女として、短歌や歴史をよく学ぶ利発で非常に美しく好奇心旺盛な女性でした。当時の鏡山には「駅家」と呼ばれていた 当時の宿泊施設がちょうど現在の鏡山神社...
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香春恋歌(1)

かつて京の都と太宰府を結ぶ「田河道」という古代の官道が走っていた田川郡香春町は道行く人々と共に多くの優れた万葉歌を排出した静かな町です。その一角にある「鏡山」という場所にひっそりたたずむ古墳と点在する万葉歌碑が訪れた人の目を引きます。そこに...
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二人の玉依姫

玉依姫というのは固有名ではなく「神霊が依り憑く巫女」という意味の呼び方です。玉(魂)が依る女性ということで大変 霊感が強く特に 霊格の高い神様とつながれる力を持つ女性に与えられていたようです。さて記紀には もう一人の玉依姫が記載されています...
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玉依姫様との出会い

近くの「稲荷神社」に参拝したときのことです。参拝を終え 帰ろうとした矢先 突然、身体と頭が不思議な力で参道の左側に引っ張られてしまいます。不快感や恐怖心は不思議と湧いてこないので 引かれる方に歩いて行くと隣接する「日吉神社」の拝殿の方に自然...
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お稲荷さんと 「あの方」と

イエス様が磔刑にされた祭、十字架上に記載された罪状がラテン語で「IESVS NAZARENVS REX IVDAEORVM」と表記され、その頭文字がINRI。「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」という意味です。稲荷は その頭文字が IN(A)R...
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お稲荷さんとの出会い(2)

「お稲荷さん」と聞くと一般的にはきつねの形をした恐い神様という印象を持たれる方が多いと思います。かく言うわたしも それまでは キツネさんの姿しか思い浮かべられませんでしたし(笑)そもそも稲荷神の正確なお名前は「宇迦之御魂神(うかのみたま)」...
神社めぐり

お稲荷さんとの出会い(1)

結婚と子育てで、人間関係に孤独に悩み続けるなかで自分でも気づかないうちにこの世とあの世との狭間で道に迷う日々・・何時の頃からか心に響き始めた不思議な声にも「誰にもあること・・」と無視し続けていました。自分を理解してくれる友人がほしいという願...